レポート
2024.01.18
みなさま、こんにちは!
ハイライフモナコ事務局のセレアです。
年が明けて早2週間、あっという間に時間が過ぎてしまいます。今年もハイライフモナコをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前回の投稿から時間が経ってしまいましたが、モナコ大公宮殿で行われたガラパーティー「Our Legacy」の続きをウィトックがレポートします。
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エンターテインメントは、アメリカ人歌手のメロディー・ガルドー(Melody Gardot)と同じくアメリカのジャズアンサンブルグループ、ピンク・マルティーニ(Pink Martini)でした。
メロディー・ガルドーについては日本で有名か分かりませんが、少なくともモナコではあまり知っている人はいなかったようです。かくいう私も、30分間聞いたものの、知っている曲は一つもありませんでした。。。
彼女は19歳の時に自転車で走行中にSUV車にはねられ、頭部、脊髄、骨盤を損傷し、生死を彷徨いました。その後遺症の視覚過敏のせいでいつもサングラスをかけなければなりません。
1年間寝たきりの生活を終えた後に、リハビリで進められたのが音楽。もともとピアノを弾いていた彼女は、そこから本格的に音楽の世界にのめり込んでいき、やがて作詞作曲まで手がけるように。彼女が2005年に作ったEP(数曲を収録した、アルバム以下の曲数の販売単位)「Some Lessons: The bedroom Sessions」がヒット。
事故やその後遺症を乗り越えて誕生したアーティストということで、ライブや口コミで話題となり、一部で有名なジャズシンガーとなったようです。
彼女自身の不運な運命にも諦めることなく歌うことを選んで生きている彼女の歌声は、優しさの中にも芯のある強さを感じました。
ピンク・マルティーニは、現在14名の大所帯バンドで、2024年で30周年を迎えるそう。始まりはバンドリーダーでピアニストの、トーマス・ランダーデイル。彼は高校時代から政治分野で活動してきたのですが、ファンドレイズ(募金活動)で披露される音楽はうるさくて退屈なものだと感じていたと言います。
そこで、ハーバード大学時代の友人のチャイナ・フォーブス(China Forbes)に声をかけバンドを結成し、みんなが楽しめる音楽を発信していこうと決めたのです。
ピンク・マルティーニの音楽は、クラシック、ポップ、ラテン、ジャズと多岐にわたり、フォーブスは英語しか話せないものの、歌は15ヶ国語で歌えるという才能の持ち主です。バンドメンバーの平均年齢は高めですが(50代?)、その分経験があるので会場は輪になって踊ったりと大盛り上がりでした。
今回のガラパーティーの参加者には、女性はカルティエのLOVEブレスレット、男性はパネライの時計が贈られました。
また、グローバルレガシーメンバーにはプライベート旅行も選べるようになっていました。
・スコットランド、グレンモーレンジ蒸留所への旅
・Ruinart、Veuve ClicquotもしくはDom PérignonとKrugのシャンパーニュへの旅
・ヘネシー、コニャックへの旅
・ボルドーとコニャックへの旅
個人では頼めないような素敵な旅行ができて楽しそうですよね。
2024年のOur Legacyも夫婦共々とても楽しみにしています。