レポート
2023.12.01
みなさま、こんにちは。
ハイライフモナコ事務局のセレアです。
2023年9月7日に、モナコアルベール2世公財団主催のガラパーティー「Our Legacy」にウィトック夫妻が呼ばれて参加してきました。
場所はモナコの大公宮殿で、参加者は60名というかなりエクスクルーシブなディナーです。
参加者の年齢層は40代から60代がメイン、ドイツやイギリス、イタリアなどヨーロッパからのゲストがほとんどでアジア系はウィトックのみでした。
モナコからの参加者には、メルセデスベンツのマイバッハに乗ったドライバーが送迎までしてくれる徹底ぶり。
それではウィトックからのレポートをご覧ください。
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モナコアルベール2世公財団は以前から支援しているので、今回喜んで参加してきました。
しかしセキュリティーのため、携帯電話を受付に渡さなければならず、テーブルのデコレーションやお料理の写真をお見せできずに残念です。
正装ということで着物を着用し、自宅で撮った写真がこちらです。
今回は夫の家宝の一つであるブシュロンのヘアブローチを付けました。
参加者は全員それぞれアルベール大公とシャルレーヌ妃と記念撮影できるという特典も付いていました。残念ながら彼らの写真は無断で使用できないため、ブログにも載せないでおきます。
実は去年も同じパーティーに参加しましたが、料理はアラン・デュカス氏と宮殿シェフのガルシア氏のコラボだったのですが、ベジタリアンメニューで軽過ぎて不完全燃焼でした。
参加者の中にはディナーの後に帰宅してからラザニアを食べた人もいたくらいです。
去年のパーティーの後に参加者から苦情が多く届いたようで、今年は豪勢なメニュー!
グルメな夫も私も大満足の内容でした。
しかも今年はお料理だけではなく、選ばれたワインもどれも美味しかったです。
Mâcon – Pierreclos – 2018 <Juliette et les vieilles de Chavigne> Guffens-Heynen
Corton – Charlemagne – 2014 Grand Cru Domaine Louis Latour
Château Léoville Poyferré – 2009 Saint-Julien – Médoc
Château Tombeau – 1958 Rivesaltes – Languedoc Roussillon
最後のワインはアルベール大公の生まれ年のワインでした。
写真が無いのがとても残念ですが、メニューはニースの名物「パン・バーニャ」をお上品にアレンジしたアミューズブッシュから始まり、
La coupe Vichyssoise au caviar gold
(ゴールドキャビア入りのヴィシソワーズ)
La fleur de potimarron farcie à la langoustine de Méditerranée, coulis de crustacés à la verveine
(カボチャの花に地中海で取れた手長海老を詰めたもの、貝類のクーリソース、ヴェルヴェンヌ添え)
Le rouget de nos côtes aux jeunes flottes, tatin de tomate, jus de poissons de roche
(モナコ沿岸産のアカボラ、トマトのタルト、沿岸で採れた魚のソースがけ)
L’œuf du Mont Agel en raviole
(モンタジェル産の卵を使ったラビオリ)
*モンタジェルとは、モナコとフランスの間にある山でその一部に大公一家の別荘があり、そこで鶏を飼育しています。
L’agneau des Alpilles en croûte de truffe, mirabelles petits légumes de Rocagel à la monégasque
(アルピーユ産子羊のトリュフ生地包み焼き、モナコ風ロカジェル産の野菜を添えて)
*ロカジェルもモンタジェルと同じで、そこで野菜を育てているのです。
Le coin de notre fromager
(チーズコーナー)
Croustillant de Gianduja, perles noires, gelée de liqueur de caroubier Hommage au Prince Rainier III
(レーニエ3世公へのオマージュで、カリカリのジャンドゥーヤの黒パール乗せ、モナコ産キャロブリキュールゼリー入り)
*ジャンドゥーヤはナッツ類のペーストとチョコレートを混ぜたお菓子。
お料理の中では特に子羊のメインディッシュが美味しかったです。
次回は、エンターテインメントとアルベール2世公財団の活動についてお伝えしますね。