THE HIGH LIFE MONACO

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2023.09.25

世界最北のレストランでの食事 その1

みなさま、こんにちは!

ハイライフモナコ事務局のセレアです。

前回に続き今回も世界最北端のレストラン「KOKS」のお話です。
日本ともヨーロッパともまったく異なる食材を使ったお料理が出てくるようですが・・・ウィトック夫妻が一体どのようなお料理を食べたのか!?ウィトックからのレポートをご覧ください。

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それでは今回はKOKSで私たちが食べたお料理をご紹介させていただきますね。

KOKSでは日替わりで獲れた(採れた)食材によりメニューを決めているそうです。
少量のものが何品も出てきました。

まずはワインで乾杯!!

一品目。イヌイットの伝統的な食材である「マクタック(MATTAK、英語ではMuktuk)」
皮下脂肪付きのクジラの皮なのですが、クセもなく味のないチューイングガムを噛んでいるようでした。

続いてはSea snail and fermented green gooseberries(海貝と発酵させた緑のグーズベリー)。

ところどころに見える白っぽいものが海貝グーズベリー(スグリの実)はゼラチンで固めたようになっており、さっぱりと美味しかったです。

Smoked Greenlandic halibut with sugar kelp and horseradish(グリーンランド産のカラスガレイの燻製とカラフトコンブとホースラディッシュ)。

乾燥した昆布の陰でお魚があまり見えませんが、燻製したカレイとピリッとしたホースラディッシュの辛さが絶妙な一品。

次に出てきたのは、Arctic char with fermented sweet potato(北極イワナと発酵させたスイートポテト)です。

北極イワナなんて北極でしか食べられないものですが、大きさは日本のイワナよりも鮭に近い感じで、身もオレンジ!この島では野菜や果物も貴重なため、長持ちさせるには発酵させるのが一番なのでしょうか?スイートポテトも発酵させたもので、少しだけイクラものっており、とても美味しかったです。

魚が続きます。Capelin with arctic roseroot and whale blubber(カラフトシシャモと北極ローズルートとクジラの皮下脂肪)

写真では大きく見えますが、シシャモなので頭もパクリといただけました。ただ、魚の頭を食べることに抵抗がある夫は、頭以外をたべていましたが・・・北極ローズルートには、抗酸化物質が多く含まれており細胞の若返り効果が期待できるそうですよ!

続いてもシシャモを使った一品で、Capelin with mountain sorrel。こちらは生のシシャモを使用しています!Mountain sorrelというのは和名でジンヨウスイバ北極圏の山岳地帯に自生しているそうです。厳しい環境の中で自生できる植物は、同時に危険でもあるそうで、この植物を食べ過ぎるのも体に良くないそうです。酸味の効いた葉っぱは生のシシャモとの相性が抜群でした。

ようやく見慣れたものが出てきました!BBQ shrimp head with raw shrimps and burnt cream(バーベキューにした海老の頭と生の海老、そして焦がしクリーム)。頭部分をカリカリに焼いた香ばしい海老、クリームの中には海老のエキスも入っているそうです。もちろんこれは文句なしに新鮮で美味しくいただきました。

Snow crab and truffle seaweed (ズワイガニとトリュフシーウィード)。日本のズワイガニを想像していたら、全然違うものが出てきておろどきました・・・右奥が海草(トリュフシーウィード)です。お味は可もなく不可もなく。

少し長くなってしまったので、続きは次回!