イベント
2024.12.12
みなさまこんにちは。ハイライフモナコ事務局のセレアです。
今回で最後になりますが、SETO seaのイベントのオークションについてです。
チャリティーガラでは3つの商品がオークションにかけられました。こうしたチャリティーイベントではオークションがよく行われますが、これはファンドレイジングにとても効果的で、単なる寄付ではなく希少価値のある商品が手に入ることが多いため、参加ゲストに喜ばれます。
このイベントではどのようなオークションアイテムが集まったのか、また収益がいくらになったのかもご紹介しますね。
1)ヘネシーとベルルッティがコラボした限定商品のアタッシュケース入りコニャック。
ベルルッティはフランスの皮革ブランドで、メンズ物のバッグやお財布を作っています。そのベルルッティと世界中で知られるヘネシーのエクスクルーシブな限定商品。樽で数十年熟成されたコニャックを詰めたボトルと熟練した職人が作ったレザーケースは、世界中のコニャック愛好家やコレクターを魅了します。
出だし早々大人気で、3人の落札者が競い合ってなかなか決まらず、アルベール大公がさらに希少性を出すため「アルベール大公と一緒にコニャックを飲める権利」を追加し、もっと値段が高騰しました。もしかしたらアルベール大公もこのコニャックを飲んでみたかったのかもしれないですね!国のトップですが、こうした気さくな部分も人気の理由です。
2)カルティエのベニュワール
1958年に生まれた湾曲した楕円形のカルティエの腕時計。1973年に「浴槽」という意味を持つ「Baignoire」と名付けられました。腕時計はもともと女性の装飾品の一つで、ブレスレットの類であり時計自体の性能は求められず、男性は高性能の懐中時計を使用していました。しかし、戦いの最中にいる軍人には懐中時計が不向きで(いちいちポケットから出していられない)、女性用の腕時計の性能を高めて大量生産し始めたのが現在の腕時計の始まりと言われています。
当時は丸いケースが主流だった腕時計ですが、革新や芸術性を求めるカルティエは敢えて楕円形のケースを発売することで、他者との差を生んだのでしょうね。
そしてこのBaignoireは元来の楕円よりももっと伸ばした形で、女性の装飾品としての役割も忘れず、周りには合計2.67カラットのダイヤモンドが散りばめられ、ホワイトゴールドのケースとライトグレーのアリゲーターストラップで上品な仕上がりとなっています。ウィトックが懇意にしているモナコのカルティエからご提供いただきました。
3)2025年6月末に4泊5日の日本旅行
こちらは大阪万博に合わせて京都で開催されるガラディナーへの出席権も含まれる2名1組のエクスクルーシヴな旅です。しかし大人気で最終的に2組4名分の落札となりました。アルベール大公にもご臨席いただけるガラディナーについては、開催後に別途お知らせいたしますね。
以上の3点で、合計落札価格は315,000€(およそ5千40万円)。
また、出席者からの参加費の合計は640,000€(およそ1億240万円)にまでのぼり、過去最高の寄付額955,000ユーロ(およそ1億5千280万円)となりました!
参加者は直接財団に寄付をでき、財団はその資金を元に活動の幅を広げられるというわけで、主催者のウィトックとしても大変満足のいくファンドレイジングガラディナーとなりました。