イベント
2024.10.05
みなさまこんにちは。
ハイライフモナコ事務局のセレアです。
今日は前回に続いてモナコで開催したSETO seaのチャリティーガラディナーのお料理編です。
ウィトックがいつもこだわるのが、ゲストへ出すお料理とワイン。今回も信頼のおける料理人、ヤニック・アレノ氏と彼の右腕として活躍している日本人の廻神大地さんにお願いしました。
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やはりテーマが日本(瀬戸内)なので料理にも日本を取り入れないといけないのですが、完全に和食になるとこちらのゲストの口には合いません。そのためベースはフランス料理で日本のテイストを取り入れた料理をお出しすることに。
ゲストには事前にお肉料理、お魚料理、ベジタリアン料理の3種類から選んでいただきました。
アミューズブッシュ:Temaki de O-toro (大トロの手巻き)*ベジタリアンはモリーユ茸の手巻き
まるでお肉かのような脂の乗った大トロは、筋も感じることなく口の中で溶けるような味わい。
ベジタリアン以外の前菜2種:
1, Bouillon Miso, Pomponette de bar et oeufs de poisson( 味噌のブイヨンに浸したスズキの小さなお団子と魚の卵)
味噌をお料理のソースがわりにする発想が素晴らしく、食べてみるとクセのないスズキととても相性が良かったです。
2, Homard bleu à l’ail noir et pistou de shiso vert, vinaigrette japonaise(オマール海老に黒ニンニクと大葉のペスト、和風ドレッシング和え)
ブルターニュ産のオマール海老と黒ニンニク、大葉の組み合わせというのが食べるまで不思議だったのですが、さっぱりとした和風ドレッシングと絶妙なハーモニーでした。
ベジタリアン用の前菜2種:
1, Houmous, fermentation de pois chuche au poivron rouge (パプリカのソースと発酵させたひよこ豆のフムス)
ベジタリアン料理にはシンプルで味気ないイメージしかなかったのですが、ひよこ豆を発酵させ、オイルも程よく使われていたためか、コクがあり驚くほど深い味わいでした。
2, Risotto au champagne et wasabi(シャンパンとワサビのリゾット)
リゾットにシャンパンを使うというアイディアが斬新!ワサビのピリッとした味わいを残しつつ、さっぱりとした食べやすいリゾットです。
お肉メニューのメイン:Boeuf Wagyu, pommes de terre de Noirmoutier, jus iodé(和牛にノワールムーティエ産のジャガイモを添えて)
和牛の柔らかさは文句なしでしたが、横に添えてあるジャガイモも小さいながらジャガイモ自体の味が濃く、みなさん大絶賛でした。
お魚メニューのメイン:Turbot au caviar, marinière de coquillages et pommes de terre fondantes(石平目のキャビアのせ、貝類のブイヨンとフォンダンポテト)
見た目は前菜の味噌のブイヨンと似ていますが、味はまったくの別物。肉厚な石平目とキャビアの相性は抜群で、口の中で溶けるフォンダンポテトもいいアクセント。
ベジタリアンのメイン:Légume printaniers cuits en cocotte(春野菜の焼きココット)*写真がなくて残念です。
デザート:Wasabi onctueux, kiwi confit accompagné de laitue de mer croustillante(クリーミーなわさびにキウイのコンフィとカリカリのアオサを添えて)
アイスクリームのような見た目のワサビのオンクチュー。わさびの辛味を少し残しつつもクリームを使ってまろやかな味わいに。キウイのコンフィが酸味を与えて飽きさせないバランスの取れたデザートでした。
そしてこれらのお料理に合わせたのが、
シャンパン:Ruinart Blanc de Blancs(ルイナール・ブラン・ドゥ・ブラン)。ハチミツのような上品な香りがありつつも、お料理の邪魔をしない洗練されたシャンパンです。
白ワイン:Puligny-Montrachet 1er cru, Les Folatieres, Alain Chavy, 2020。ピュリニーの1級畑からしか取れない貴重なブドウを使用した、一口飲んだだけで口の中でミネラルが広がる深い味わいの白ワインです。
赤ワイン:Saint-Julien, Château Saint-Pierre, 2012。生産量が少ないサンピエールで生産されたボルドーは赤いフルーツを彷彿させる香りと上質なタンニンが特徴の非常にバランスの良い赤ワインです。
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ディナーの最中から多くのゲストがワインや食事を絶賛していましたが、イベントが終わった後も
「あの食事とワインは今まで色々と参加したガラディナーの中で最高だった」
「次のガラディナーもぜひ誘って欲しい」
という嬉しい声がウィトックの元に届いていました。
次回はエンターテイメント編です。